世界遺産NEWS 16/04/09:WWF、産業の脅威にさらされた114の世界遺産

 

WWF(世界自然保護基金)は6日、人間の産業活動によって自然遺産と複合遺産の約半数が脅威にされているとの報告を発表しました。

 

報告書は "PROTECTING PEOPLE THROUGH NATURE" とタイトルされたもので、これによると世界遺産の自然遺産197件+複合遺産32件=計229件のうち、49.78%にあたる114件が人間の産業活動から深刻な脅威を与えられているということです(下に114件の全リストを掲載)。

産業活動の例としては、鉱山やダム・鉄道の開発、石油やガスの探査・採掘、違法伐採・密漁、持続不可能な大規模開発・大量収穫などが挙げられています。

 

ぼくが以前書いたふたつの記事がよい例になりそうなのでご参照ください。

両記事で取り上げている「ヴィルンガ国立公園」も「グレート・バリア・リーフ」も脅威を与えられている世界遺産に取り上げられています。

 

[関連記事]

世界遺産NEWS 16/01/29:石油開発に揺れるヴィルンガ国立公園

世界遺産NEWS 16/04/05:グレートバリアリーフを巡る危機

実はこれ、かなり大きな問題をはらんでいると思われます。

 

世界自然遺産の価値を認められるためには「完全性 integrity」を有していなければなりません。

完全性とは、O.U.V.(顕著な普遍的価値)を維持するために必要な要素や範囲をすべて含んでおり、国内法で保護されるなど保護体制が整備されていて、そこを保護・保全すれば価値が完全に守られることを意味しています。

つまり、脅威がある時点で世界遺産の理念が厳密には運用されていないということになります。

 

もちろん、O.U.V.が危機にさらされた場合、その世界遺産をモニターし、顕著なものは危機遺産リストに掲載するという体制はできています。

危機遺産リスト記載の48件の中で自然遺産と複合遺産は18件しかありませんが、「グレート・バリア・リーフ」の記事で紹介したように、脅威を有する物件についてはモニタリングが行われています。

しかしそれにしても約半数、114件というのは多すぎます。

 

これに対して報告書は、世界遺産周辺の開発であっても持続可能なものに転換していく必要性を訴えています。

一例として挙げているのがフィリピンの「トゥバタハ岩礁海中公園」で、この世界遺産は以前、乱獲や密漁・ダイナマイトを利用した漁法などが問題となっていましたが、取り締まりを行い、自然保護の理念が浸透したことでほぼ解決に至っています。

この結果、観光地として人気を集めるようになったうえに、魚たちが戻って漁獲量が増加するという好循環を招いています。

報告書では、自然遺産の20%で石油やガスの探査・採掘が認められているとしています。

自然保護より自然開発の方がお金になるからでしょう。

 

2007年にオマーン政府が石油開発を進めると申し出て「アラビアオリックスの保護区」が世界遺産リストから抹消されました。

利益にならないから「世界遺産や~めた」というような状態です。

 

オーストラリアの「グレート・バリア・リーフ」の場合、年間4,000億円とも5,000億円とも言われる観光収入を稼いでいます。

このため政府は危機遺産リスト入りをなんとしても回避しようとしており、それが開発に対する一定の歯止めになっています。

 

結局のところ、「自然保護>自然開発」であれば保護を優先するというきわめてシンプルな話です。

世界遺産がいいように利用されているようにも思えます。

 

一方で、「トゥバタハ岩礁海中公園」のように世界遺産が大きな利益であることが認知されれば、人々は世界遺産を自ら守るようになるし、大きな誇りさえ抱きます。

世界遺産が地域のブランド化や人々のアイデンティティにまで影響を与えるのですね。

 

こうした場所では観光ガイドやレンジャーが人気の職業になっています。

このような価値体系の啓蒙・確立こそが持続可能な開発や自然保護の核であり、世界遺産はそうした価値転換の大きなきっかけにもなりうるわけです。

 

先進国の快適な生活を見直せとか、そうした生活を目指すことを断念しろというのは非常に身勝手な主張です。

そうではない価値をいかに創造し、育み、浸透させるか――

ここが問題です。

 

UNESCO(ユネスコ)は国際連合教育科学文化機関の略称です。

世界遺産を通した「教育・科学・文化」によって新しい価値を世界に拡散すること。

この実現を期待したいと思います。

 

* * *

さて。

WWFが発表した産業活動の脅威にさらされている世界遺産114件をすべて紹介しましょう。

 

掲載順は、ヨーロッパ→アジア→オセアニア→北アメリカ→南アメリカ→アフリカという順番で、その下は国別50音順です。

トランスナショナル・サイト(複数国に資産を持つ世界遺産)やトランスバウンダリー・サイト(国境をまたがって連続した資産を持つ世界遺産)については、50音順で先になる国にのみ含めています。

括弧内は(所属国、登録年、拡大年、種別、登録基準)です。

 

<ヨーロッパ>

  • カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林(ウクライナ/スロバキア/ドイツ、2007、2011、自然遺産(ix))
  • ワッデン海(オランダ/デンマーク/ドイツ、2009、2014、自然遺産(viii)(ix)(x))
  • プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア、1979、2000、自然遺産(vii)(ix))
  • ラポニアン・エリア(スウェーデン、1996、複合遺産(iii)(v)(vii)(viii)(ix))
  • スレバルナ自然保護区(ブルガリア、1983、2008、自然遺産(x))
  • ピリン国立公園(ブルガリア、1983、2010、自然遺産(vii)(viii)(ix))
  • マデイラ諸島のラウリシルヴァ(ポルトガル、1999、自然遺産(ix)(x))
  • ドゥルミトル国立公園(モンテネグロ、1980、2005、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ドナウ・デルタ(ルーマニア、1991、自然遺産(vii)(x))
  • コミ原生林(ロシア、1995、自然遺産(vii)(ix))
  • バイカル湖(ロシア、1996、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • カムチャツカ火山群(ロシア、1996、2001、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • アルタイのゴールデン・マウンテン(ロシア、1998、自然遺産(x))
  • 西コーカサス山脈(ロシア、1999、自然遺産(ix)(x))

<アジア>

  • ソコトラ諸島(イエメン、2008、自然遺産(x))
  • マナス野生生物保護区(インド、1985、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • スンダルバンス国立公園(インド、1987、自然遺産(ix)(x))
  • 西ガーツ山脈(インド、2012、自然遺産(ix)(x))
  • コモド国立公園(インドネシア、1991、自然遺産(vii)(x))
  • ロレンツ国立公園(インドネシア、1999、自然遺産(viii)(ix)(x))
  • スマトラの熱帯雨林遺産(インドネシア、2004、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • シンハラジャ森林保護区(スリランカ、1988、自然遺産(ix)(x))
  • トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区群(タイ、1991、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイ森林群(タイ、2005、自然遺産(x))
  • 泰山(中国、1987、複合遺産(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)(vii))
  • 武陵源の自然景観と歴史地域(中国、1992、自然遺産(vii))
  • 峨眉山と楽山大仏(中国、1996、複合遺産(iv)(vi)(x))
  • 武夷山(中国、1999、複合遺産(iii)(vi)(vii)(x))
  • 雲南三江併流の保護地域群(中国、2003、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • 四川ジャイアント・パンダ保護区群(中国、2006、自然遺産(x))
  • 中国南方カルスト(中国、2007、2014、自然遺産(vii)(viii))
  • 中国丹霞(中国、2010、自然遺産(vii)(viii))
  • 新疆・天山(中国、2013、自然遺産(vii)(ix))
  • 知床(日本、2005、自然遺産(ix)(x))
  • サガルマータ国立公園(ネパール、1979、自然遺産(vii))
  • チトワン国立公園(ネパール、1984、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • シュンドルボン(バングラデシュ、1997、自然遺産(ix)(x))
  • プエルト・プリンセサ地下河川国立公園(フィリピン、1999、自然遺産(vii)(x))
  • ハミギタン山地野生生物保護区(フィリピン、2014、自然遺産(x))
  • フォンニャ-ケバン国立公園(ベトナム、2003、2015、自然遺産(viii)(ix)(x))
  • チャンアン複合景観(ベトナム、2014、複合遺産(v)(vii)(viii))
  • ウヴス・ヌール盆地(モンゴル/ロシア、2003、自然遺産(ix)(x))

<オセアニア>

  • グレート・バリア・リーフ(オーストラリア、1981、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • カカドゥ国立公園(オーストラリア、1981、1987、1992、複合遺産(i)(vi)(vii)(ix)(x))
  • タスマニア原生地域(オーストラリア、1982、1989、複合遺産(iii)(iv)(vi)(vii)(viii)(ix)(x))
  • オーストラリアのゴンドワナ雨林(オーストラリア、1986、1994、自然遺産(viii)(ix)(x))
  • ウルル・カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア、1987、1994、複合遺産(v)(vi)(vii)(viii))
  • クイーンズランドの湿潤熱帯地域(オーストラリア、1988、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • 西オーストラリアのシャーク湾(オーストラリア、1991、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • グレーター・ブルー・マウンテンズ地域(オーストラリア、2000、自然遺産(ix)(x))
  • パーヌルル国立公園(オーストラリア、2003、自然遺産(vii)(viii))
  • ニンガルー・コースト(オーストラリア、2011、自然遺産(vii)(x))
  • 東レンネル(ソロモン諸島、1998、自然遺産(ix))
  • テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド(ニュージーランド、1990、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))

<北アメリカ>

  • エバーグレーズ国立公園(アメリカ合衆国、1979、自然遺産(viii)(ix)(x))
  • グランドキャニオン国立公園(アメリカ合衆国、1979、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • レッドウッド国立公園及び州立公園(アメリカ合衆国、1980、自然遺産(vii)(ix))
  • オリンピック国立公園(アメリカ合衆国、1981、1990、自然遺産(vii)(ix))
  • パパハナウモクアケア(アメリカ合衆国、2010、複合遺産(iii)(vi)(viii)(ix)(x))
  • ウッド・バッファロー国立公園(カナダ、1983、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(カナダ、1984、1990、自然遺産(vii)(viii)(ix))
  • タラマンカ地方-ラ・アミスター保護区群/ラ・アミスター国立公園(コスタリカ/パナマ、1983、1990、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • ピトンズ・マネジメント・エリア(セントルシア、2004、自然遺産(vii)(viii))
  • ベリーズ・バリア・リーフ保護区(ベリーズ、1996、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • リオ・プラタノ生物圏保護区(ホンジュラス、1982、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林(メキシコ、2002、2014、複合遺産(i)(ii)(iii)(iv)(ix)(x))
  • オオカバマダラ生物圏保護区(メキシコ、2008、自然遺産(vii))
  • ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域(メキシコ、2013、自然遺産(vii)(viii)(x))

<南アメリカ>

  • ロス・グラシアレス国立公園(アルゼンチン、1981、自然遺産(vii)(ix))
  • イグアス国立公園(アルゼンチン、1984、自然遺産(vii)(x))
  • イスチグアラスト/タランパジャ自然公園群(アルゼンチン、2000、自然遺産(viii))
  • サンガイ国立公園(エクアドル、1983、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • イグアス国立公園(ブラジル、1986、自然遺産(vii)(x))
  • サウス-イースト大西洋岸森林保護区群(ブラジル、1999、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群(ブラジル、1999、自然遺産(ix)(x))
  • パンタナール保全地域(ブラジル、2000、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園(ブラジル、2001、自然遺産(ix)(x))
  • ブラジルの大西洋諸島:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群(ブラジル、2001、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • カナイマ国立公園(ベネズエラ、1994、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • マチュピチュの歴史保護区(ペルー、1983、複合遺産(i)(iii)(vii)(ix))
  • ワスカラン国立公園(ペルー、1985、自然遺産(vii)(ix))
  • リオ・アビセオ国立公園(ペルー、1990、1992、複合遺産(iii)(vii)(ix)(x))
  • ノエル・ケンプ・メルカード国立公園(ボリビア、2000、自然遺産(ix)(x))

<アフリカ>

  • ブウィンディ原生国立公園(ウガンダ、1994、自然遺産(vii)(x))
  • ルウェンゾリ山地国立公園(ウガンダ、1994、自然遺産(vii)(x))
  • シミエン国立公園(エチオピア、1978、自然遺産(vii)(x))
  • サンガ川流域の三か国保護地域(カメルーン/コンゴ共和国/中央アフリカ、2012、自然遺産(ix)(x))
  • ニンバ山厳正自然保護区自然(ギニア/コートジボアール、1981、1982、自然遺産(ix)(x))
  • トゥルカナ湖国立公園群(ケニア、1997、2001、自然遺産(viii)(x))
  • グレート・リフト・バレーにあるケニアの湖水システム(ケニア、2011、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • タイ国立公園(コートジボワール、1982、自然遺産(vii)(x))
  • コモエ国立公園(コートジボワール、1983、自然遺産(ix)(x))
  • ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国、1979、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • カフジ・ビエガ国立公園(コンゴ民主共和国、1980、自然遺産(x))
  • サロンガ国立公園(コンゴ民主共和国、1984、自然遺産(vii)(ix))
  • オカピ野生生物保護区(コンゴ民主共和国、1996、自然遺産(x))
  • モシ・オ・トゥニャ/ヴィクトリアの滝(ザンビア、ジンバブエ共通)(ザンビア、1989、自然遺産(vii)(ix))
  • マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールのサファリ地域(ジンバブエ、1984、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ジュッジ国立鳥類保護区(セネガル、1981、自然遺産(vii)(x))
  • ニオコロ=コバ国立公園(セネガル、1981、自然遺産(x))
  • セルー・ゲーム・リザーブ(タンザニア、1982、自然遺産(ix)(x))
  • マノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ、1988、自然遺産(ix)(x))
  • イシュケル国立公園(チュニジア、1980、自然遺産(x))
  • ナミブ砂海(ナミビア、2013、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x))
  • アイルとテネレの自然保護区群(ニジェール、1991、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ニジェールのW国立公園(ニジェール、1996、自然遺産(ix)(x))
  • ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区(マダガスカル、1990、自然遺産(vii)(x))
  • アツィナナナの雨林(マダガスカル、2007、自然遺産(ix)(x))
  • マラウイ湖国立公園(マラウイ、1984、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • イシマンガリソ湿地公園(南アフリカ、1999、自然遺産(vii)(ix)(x))
  • ケープ植物区保護地域群(南アフリカ、2004、2015、自然遺産(ix)(x))
  • フレーデフォート・ドーム(南アフリカ、2005、自然遺産(viii))
  • マロティ-ドラケンスバーグ公園(南アフリカ/レソト、2000、2013、複合遺産(i)(iii)(vii)(x))
  • バンダルギン国立公園(モーリタニア、1989、自然遺産(ix)(x))

 

[関連記事&サイト]

WWF(公式サイト。英語)

世界遺産NEWS 16/01/29:石油開発に揺れるヴィルンガ国立公園

世界遺産NEWS 16/04/05:グレートバリアリーフを巡る危機

世界遺産NEWS 17/06/26:世界遺産のサンゴ礁、今世紀中に全滅の危機

世界遺産NEWS 18/11/27:ハワイとパラオ、サンゴ礁保護で日焼け止め規制へ

 


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04.生命の誕生

05.生命の進化

06.人類の夜明け

07.文明の誕生

08.エジプト文明

09.インダス文明

10.中国文明

以下続く。

 

<世界遺産で学ぶ世界の建築>

01.建築の種類1:城と宮殿

02.建築の種類2:宗教建築

03.建築の種類3:メガリス

04.木造建築の基礎知識

05.石造建築の基礎知識

06.ギリシア建築

07.ローマ建築

08.ビザンツ/ビザンチン建築

09.ロマネスク建築

10.ゴシック建築

以下続く。

 

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2.文化交差路サマルカンド2

3.アッパー・スヴァネティ

4.グラナダのアルハンブラ宮殿1

5.グラナダのアルハンブラ宮殿2

6.コトル

7.プレア・ヴィヒア寺院

8.福建の土楼1

9.福建の土楼2

10.フォンニャ=ケバン国立公園1

以下続く。

 

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1.世界遺産検定攻略の理念と背景

2.世界遺産検定の概要

3.試験戦略の一般論

4.試験戦略の理念

5.世界遺産検定の受検戦略

6.試験勉強の3要素

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8.時事問題・世界史・検定講座

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