世界遺産NEWS 23/07/24:2023年の世界遺産候補地と勧告結果
今年2023年9月10~25日にサウジアラビアのリヤドで第45回世界遺産委員会が開催されます。
今回は昨年の世界遺産委員会の延期を受けて2年分の審議を行う拡大世界遺産委員会という形になります。
新しい世界遺産についても、2021年2月1日までに推薦された2022年分と、2022年2月1日までに推薦された2023年分の2年分の登録の可否が決定します。
本記事では勧告を受けた物件のリストと、その勧告結果をお知らせします。
新登録の世界遺産候補地は50件で、2022年分が23件、2023年分が27件となっています(その後、推薦を取り下げたり延期した物件を含みます)。
このうち2022年分は、新規が文化遺産20件、自然遺産3件、複合遺産0件、既存の物件は重大な変更4件、軽微な変更10件です。
2023年分は、新規が文化遺産18件、自然遺産7件、複合遺産2件、既存の物件は重大な変更2件、軽微な変更12件です。
※世界遺産登録の結果はこちら
■世界遺産NEWS 23/09/21:速報! 2023年新登録の世界遺産!!
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第45回世界遺産委員会はもともと2022年6月19~30日にロシアのカザンで開催される予定でした。
しかし、同年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、46か国の世界遺産条約締約国が同年4月に世界遺産委員会の21委員国にボイコットを示唆する公開書簡を送りました。
書簡は開催地の変更とロシアの議長職の剥奪を求めており、認められなければ世界遺産委員会に参加しないことを宣言するものでした。
これを受け、UNESCO(ユネスコ=国際連合教育科学文化機関)のオードレ・アズレ事務局長の尽力もあって第45回世界遺産委員会の延期が決定されました。
そして2023年1月にフランス・パリのUNESCO本部で世界遺産委員会臨時会合が開催され、新しい開催日程や議長国の変更が決定されました。
これにより第45回世界遺産委員会は2023年9月10~25日にサウジアラビアのリヤドで2年分の審議を行う拡大世界遺産委員会の形で開催されることになりました。
2021年に開催された前回の第44回世界遺産委員会も新型コロナ感染症の影響で2年分の審議を行っていますから、2回連続の拡大世界遺産委員会ということになります。
現在の世界遺産委員会の委員国は以下となっています。
ロシアが議長国から副議長国に、サウジアラビアが副議長国から議長国に交代しています。
議長国:サウジアラビア
書記国:インド
副議長国:アルゼンチン、イタリア、ロシア、南アフリカ、タイ
委員国:アルゼンチン、ベルギー、ブルガリア、エジプト、エチオピア、ギリシア、インド、イタリア、日本、マリ、メキシコ、ナイジェリア、オマーン、カタール、ロシア、ルワンダ、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、ザンビア
また、この臨時会合で以下3件の世界遺産が緊急登録されました。
いずれも同時に危機遺産リストに登載されています。
■オデーサ歴史地区
The Historic Centre of Odesa
ウクライナ、2023年、文化遺産(ii)(iv)、危機遺産
■古代サバ王国のランドマーク、マリブ
Landmarks of the Ancient Kingdom of Saba, Marib
イエメン、2023年、文化遺産(iii)(iv)、危機遺産
■ラシード・カラーミー国際見本市-トリポリ
Rachid Karami International Fair-Tripoli
レバノン、2023年、文化遺産(ii)(iv)、危機遺産
なお、これらの過程の詳細については以下の記事を参照ください。
[関連記事]
世界遺産NEWS 22/04/22:ボイコット声明を受け第45回世界遺産委員会の延期が決定
世界遺産NEWS 23/01/26:世界遺産委員会臨時会合でオデーサなど3件を世界遺産リストに緊急登録
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簡単に「勧告」について解説しておきましょう。
世界遺産を目指す物件は、登録を目指す年の前年2月1日までにUNESCOの世界遺産センターに登録推薦書を提出しなければなりません。
そして登録推薦書を提出した物件について、文化遺産は主にICOMOS(イコモス=国際記念物遺跡会議)、自然遺産はIUCN(国際自然保護連合)、文化遺産の文化的景観や複合遺産の場合は両諮問機関が現地調査を含む専門調査を行います。
ICOMOSとIUCNは4段階の勧告と提言で構成される評価報告書を作成し、世界遺産委員会の6週間前までに世界遺産センターに提出します。
この報告書を参考に、世界遺産委員会が正式に4段階の決議を行います。
○世界遺産委員会の4段階の決議
- 登録:世界遺産リストへ登録決定
- 情報照会:追加情報の提供を要請。3年以内の提出で世界遺産委員会での再審査が可能
- 登録延期:物件の構成やコンセプトを再考して登録推薦書の提出からやり直し
- 不登録:登録には不適で、決議された場合、再推薦も不可
例年、情報照会勧告や登録延期勧告からの逆転登録は起こっていますが、登録勧告からの逆転不登録は特殊な例外を除いて例がありません。
つまり、登録勧告は事実上の内定ということができるでしょう。
登録延期勧告や不登録勧告を受けた物件は推薦を取り下げることもあり、その場合は世界遺産委員会で審議されません。
特に、決議されると再推薦の道が閉ざされる不登録勧告を受けた物件は取り下げることがほとんどです。
変更についてですが、世界遺産登録と同様のプロセスが必要となる変更は「重大な変更」、そのようなプロセスが必要ない変更は「軽微な変更」と呼ばれます。
重大な変更は資産の大幅な範囲変更や登録基準変更などに適用され、軽微な変更はきわめて小規模な資産の範囲変更やバッファー・ゾーンの範囲変更などに適用されます。
* * *
それでは2023年の世界遺産候補地と勧告結果を紹介します。
以下では2020年2月2日~21年2月1日までに推薦された2022年分と、2021年2月2日~22年2月1日までに推薦された2023年分を別々に掲載しています。
この中にはすでに推薦を取り下げたり、推薦が延期された物件も含まれており、今後推薦を取り下げる物件も出てくるものと思われます。
掲載順は2022年分→2023年分で、それぞれ文化遺産→自然遺産→複合遺産→重大な変更→軽微な変更、さらにその中はトランスナショナル・サイト/トランスバウンダリー・サイト(複数国による共同推薦物件)→ヨーロッパ→アジア→オセアニア→北アメリカ→南アメリカ→アフリカ、その下は国別五十音順となっています。
日本語名は私が適当に訳したものです。
正式な推薦名称は英語の表記になります。
ただし、名称や登録基準は今後変わる可能性があります。
★2022年分(2021年2月1日〆切分)、37件
<文化遺産:20件>
■シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊 →登録勧告
Silk Roads: Zarafshan-Karakum Corridor
ウズベキスタン/タジキスタン/トルクメニスタン共通、文化遺産(ii)(iii)(iv)(v)(vi)
■チヴィタ・ディ・バーニョレージョの文化的景観 →推薦取り下げ
The Cultural Landscape of Civita di Bagnoregio
イタリア、文化遺産(iii)(v)
■タライオティック・メノルカ-サイロプ式の島内史 →登録勧告
Talayotic Menorca - A cyclopean island odyssey
スペイン、文化遺産(iii)(iv)
■ジャテツとザーツ・ホップの景観 →登録勧告
Žatec and the Landscape of Saaz Hops
チェコ、文化遺産(iii)(iv)(v)
■ヴァイキング時代の円形要塞群 →登録勧告
Viking-Age Ring Fortresses
デンマーク、文化遺産(iii)(iv)
■エアフルトの中世ユダヤの遺産 →登録勧告
Jewish-Medieval Heritage of Erfurt
ドイツ、文化遺産(iii)(iv)
■ゴルディオン →登録勧告
Gordion
トルコ、文化遺産(iii)(iv)(vi)
■カルースト・グルベンキアン財団本部と庭園 →登録延期勧告
The Calouste Gulbenkian Foundation Head Office and Garden
ポルトガル、文化遺産(i)(ii)(iv)(vi)
■クールラントのクルディーガ/ゴールディンゲン →登録勧告
Kuldīga / Goldingen in Courland
ラトビア、文化遺産(iii)
■モダニスト・カウナス:オプティミズム建築、1919~39年 →登録延期勧告
Modernist Kaunas: Architecture of Optimism, 1919-1939
リトアニア、文化遺産(ii)(iv)
■ゴロホヴェツ歴史地区 →登録延期勧告
Historic Center of Gorokhovets
ロシア、文化遺産(ii)(iv)
■ペルシアのキャラバンサライ →情報照会勧告
The Persian Caravanserai
イラン、文化遺産(ii)(iii)(iv)
■サンティニケタン →登録勧告
Santiniketan
インド、文化遺産(ii)(vi)
■コー・ケー:古代リンガプラあるいはチョック・ガルギャーの考古遺跡 →登録勧告
Koh Ker: Archaeological Site of Ancient Lingapura or Chok Gargyar
カンボジア、文化遺産(ii)(iv)
■加耶古墳群 →登録勧告
Gaya Tumuli
韓国、文化遺産(iii)
■普洱の景邁山古茶園の文化的景観 →登録勧告
Cultural Landscape of Old Tea Forests of the Jingmai Mountain in Pu’er
中国、文化遺産(ii)(v)
■青銅器時代の鹿石記念物群と関連遺跡群 →登録勧告
Deer Stone Monuments and Related Sites of Bronze Age
モンゴル、文化遺産(i)(iii)(iv)
■トロンデック=クロンダイク →登録勧告
Tr’ondëk-Klondike
カナダ、文化遺産(iv)
■タカリク・アバフ国立考古公園 →情報照会勧告
National Archaeological Park Tak’alik Ab’aj
グアテマラ、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
■ゲデオの文化的景観 →登録勧告
The Gedeo Cultural landscape
エチオピア、文化遺産(iii)(v)
<自然遺産:3件>
■プレー山の火山群と森林群及びマルティニーク島北部のピトン群 →登録延期勧告
Volcanoes and Forests of Mount Pelée and the Pitons of
Northern Martinique
フランス、自然遺産(viii)(x)
■オザラ・コクア森林山塊 →登録延期勧告
Forest Massif of Odzala Kokoua
コンゴ共和国、自然遺産(ix)(x)
■アジガルリュウケツジュの地 →推薦取り下げ
Area of the Ajgal Dragon Tree
モロッコ、自然遺産(ix)(x)
<重大な変更:4件>
■クタマク、バタマリバ人の土地 →情報照会勧告
Koutammakou, the Land of the Batammariba
ベナン、2004年、文化遺産(v)(vi)
※世界遺産「クタマク、バタマリバ人の土地(トーゴ、2004年、文化遺産(v)(vi))」のベナンへの範囲拡大
■ヒルカニア森林群 →承認勧告
Hyrcanian Forests
アゼルバイジャン、自然遺産(ix)(x)
※世界遺産「ヒルカニア森林群(イラン、2019年、自然遺産(ix))」のアゼルバイジャンへの範囲拡大と登録基準の拡大
■ハロン湾=カット・バ諸島 →変更延期勧告
Ha Long Bay - Cat Ba Archipelago
ベトナム、自然遺産(vii)(viii)(ix)(x)
※世界遺産「ハロン湾(ベトナム、1994年、2000年、自然遺産(vii)(viii))」の範囲拡大と登録基準の拡大
■アンドレファナの乾燥林 →承認勧告
Andrefana Dry Forests
マダガスカル、自然遺産(vii)(ix)(x)
※世界遺産「ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区(マダガスカル、1990年、自然遺産(vii)(x))」の範囲拡大と登録基準の拡大
<軽微な変更:10件>
■フィレンツェ歴史地区 →承認勧告
Historic Centre of Florence
イタリア、1982年、2015年、2021年、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
■ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの考古地域群 →承認勧告
Archaeological Areas of Pompei, Herculaneum and Torre Annunziata
イタリア、1997年、文化遺産(iii)(iv)(v)
■リュブリャナのヨジェ・プレチニックの作品群-人間を中心とした都市デザイン →承認勧告
The works of Jože Plečnik in Ljubljana - Human Centred Urban Design
スロベニア、2021年、文化遺産(iv)
■パナマのカリブ海沿岸の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ →情報照会勧告
Fortifications on the Caribbean Side of Panama: Portobelo-San Lorenzo
パナマ、1980年、文化遺産(i)(iv)
■アブ・メナ →情報照会勧告
Abu Mena
エジプト、1979年、文化遺産(iv)
■カイロ歴史地区 →情報照会勧告
Historic Cairo
エジプト、1979年、文化遺産(i)(v)(vi)
■ガダーミスの旧市街 →承認勧告
Old Town of Ghadamès
リビア、1986年、文化遺産(v)
■カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林 →承認勧告
Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
アルバニア/イタリア/ウクライナ/オーストリア/北マケドニア/クロアチア/スイス/スペイン/スロバキア/スロベニア/チェコ/ドイツ/フランス/ブルガリア/ベルギー/ポーランド/ボスニア・ヘルツェゴビナ/ルーマニア共通、2007年、2011年、2017年、2021年、自然遺産(ix)
■コモエ国立公園 →承認勧告
Comoé National Park
コートジボワール、1983年、自然遺産(ix)(x)
■タイ国立公園 →承認勧告
Taï National Park
コートジボワール、1982年、自然遺産(vii)(x)
★2023年分(2022年2月1日〆切分)、41件
<文化遺産:18件>
■第1次世界大戦[西部戦線]の埋葬と記憶の地 →情報照会勧告
Funerary and memory sites of the First World War (Western Front)
フランス/ベルギー共通、文化遺産(iii)(iv)(vi)
■コーニンクレッカ・エイセ・エイシンガ・プラネタリウム[王立エイセ・エイシンガ・プラネタリウム] →登録勧告
Koninklijk Eise Eisinga Planetarium (Royal Eise Eisinga Planetarium)
オランダ、文化遺産(i)(iii)(iv)
■アマガウ、シュタッフェル湖地域及びヴェアデンフェルザー・ラントの高地と準高地の草地群・牧草地群・湿地群 →不登録勧告
Alpine and pre-alpine meadows, pastures and wetlands in the Ammergau, the Lake Staffelsee Area and the Werdenfelser Land
ドイツ、文化遺産(v)
■木造の支柱と上部構造を持つアナトリアの中世モスク群 →情報照会勧告
Medieval Mosques of Anatolia with Wooden Posts and Upper Structure
トルコ、文化遺産(ii)(iv)(vi)
■ニームのメゾン・カレ →登録勧告
The Maison Carrée of Nîmes
フランス、文化遺産(iv)
■カザン連邦大学天文台 →登録延期勧告
Astronomical Observatories of Kazan Federal University
ロシア、文化遺産(i)(ii)(iv)
■キナルグ人と移牧の道「コツ・ヨル」の文化的景観 →登録勧告
Cultural Landscape of Khinalig People and “Köç Yolu” Transhumance Route
アゼルバイジャン、文化遺産(iii)(v)
■マースレーの文化的景観 →不登録勧告
The Cultural Landscape of Masouleh
イラン、文化遺産(ii)(iii)(iv)(v)
■ホイサラ朝の聖なる建造物群 →情報照会勧告
Sacred Ensembles of the Hoysalas
インド、文化遺産(i)(ii)
■ジョグジャカルタの世界軸とその歴史的建造物群 →登録勧告
The Cosmological Axis of Yogyakarta and its Historic Landmarks
インドネシア、文化遺産(i)(ii)(iii)(vi)
■古代都市シー・テープ →登録勧告
The Ancient Town of Si Thep
タイ、文化遺産(ii)(iii)
■古代エリコ/テル・エッ=スルタン →登録勧告
Ancient Jericho/Tell es-Sultan
パレスチナ、文化遺産(ii)(iii)(iv)
■ホープウェルの儀式用土塁群 →登録勧告
Hopewell Ceremonial Earthworks
アメリカ、文化遺産(i)(iii)
■ESMA博物館と記憶の場-拘禁・拷問・絶滅のための旧秘密センター →登録勧告
ESMA Museum and Site of Memory - Former Clandestine Center of Detention, Torture and Extermination
アルゼンチン、文化遺産(iii)(vi)
■ヨーデンサヴァネ考古遺跡:ヨーデンサヴァネの入植地とカッシポラ・クレークの共同墓地 →登録勧告
Jodensavanne Archaeological Site: Jodensavanne Settlement and Cassipora Creek Cemetery
スリナム、文化遺産(ii)(iii)
■ジェルバ:島嶼部における入植様式を伝える文化的景観 →情報照会勧告
Djerba: cultural landscape, testimony to a settlement pattern in an island territory
チュニジア、文化遺産(v)
■人権、解放及び和解:ネルソン・マンデラの遺産の地→推薦延期
Human Rights, Liberation and Reconciliation: Nelson Mandela Legacy Sites
南アフリカ、文化遺産(vi)
■虐殺記念サイト群:ニャマタ、ムランビ、ギソチ及びビセセロ →登録延期勧告
Memorial sites of the Genocide: Nyamata, Murambi, Gisozi and Bisesero
ルワンダ、文化遺産(iii)(vi)
<自然遺産:7件>
■トゥランの厳冬砂漠群 →登録勧告
Cold Winter Deserts of Turan
ウズベキスタン/カザフスタン/トルクメニスタン共通、自然遺産(ix)(x)
■アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群 →情報照会勧告
Evaporitic Karst and Caves on Northern Apennines
イタリア、自然遺産(viii)
■ウルク・バニ・マアリッド →登録勧告
‘Uruq Bani Ma’arid
サウジアラビア、自然遺産(vii)(ix)(x)
■ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区のツガイ森林群 →登録勧告
Tugay forests of the Tigrovaya Balka Nature Reserve
タジキスタン、自然遺産(ix)(x)
■アンティコスティ →登録勧告
Anticosti
カナダ、自然遺産(viii)
■バレ山地国立公園 →登録勧告
Bale Mountains National Park
エチオピア、自然遺産vii)(x)
■ニュングウェ国立公園 →情報照会勧告
Nyungwe National Park
ルワンダ、自然遺産(ix)(x)
<複合遺産:2件>
■ザゴリの文化的景観 →登録延期勧告
Zagori Cultural Landscape
ギリシア、複合遺産(iii)(iv)(vi)(viii)(x)
■モンゴル・アルタイの高原群 →登録延期勧告
Highlands of the Mongolian Altai
モンゴル、複合遺産(ii)(iii)(iv)(v)(x)
<重大な変更:2件>
■ギマランイス歴史地区とコウルス地区 →承認勧告
Historic Centre of Guimarães and Couros Zone
ポルトガル、文化遺産(ii)(iii)(iv)
※世界遺産「ギマランイス歴史地区(ポルトガル、2001年、文化遺産(ii)(iii)(iv))」の範囲拡大
■マンダラ山地のスクルとディー=ギド=ビーの文化的景観 →不承認勧告
The Sukur and Diy-Gid-Biy cultural landscape of Mandara Mountains
カメルーン、文化遺産(iii)(v)(vi)
※世界遺産「スクルの文化的景観(ナイジェリア、1999年、文化遺産(iii)(v)(vi))」のカメルーンへの範囲拡大
<軽微な変更:12件>
■ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂 →承認勧告
Historic Centre of Rome, the Properties of the Holy See in that City Enjoying Extraterritorial Rights and San Paolo Fuori le Mura
イタリア/バチカン共通、1980年、1990年、2015年、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
■慈善の入植地群 →承認勧告
Colonies of Benevolence
オランダ/ベルギー共通、2021年、文化遺産(ii)(iv)
■ベリンツォーナ旧市街にある3つの城・要塞及び城壁 →承認勧告
Three Castles, Defensive Wall and Ramparts of the Market-Town of Bellinzona
スイス、2000年、文化遺産(iv)
■プラド通りとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観 →承認勧告
Paseo del Prado and Buen Retiro, a landscape of Arts and Sciences
スペイン、2021年、文化遺産(ii)(iv)(vi)
■ヴェゼール渓谷の先史遺跡群と装飾洞窟群 →承認勧告
Prehistoric Sites and Decorated Caves of the Vézère Valley
フランス、1979年、2006年、文化遺産(i)(iii)
■古代都市ネセバル →承認勧告
Ancient City of Nessebar
ブルガリア、1983年、文化遺産(iii)(iv)
■サウジアラビアのハイール地方のロックアート →情報照会勧告
Rock Art in the Hail Region of Saudi Arabia
サウジアラビア、2015年、文化遺産(i)(iii)
■クラック・デ・シュバリエとカラット・サラディン →情報照会勧告
Crac des Chevaliers and Qal’at Salah El-Din
シリア、2006年、文化遺産(ii)(iv)
■百舌鳥・古市古墳群 →承認勧告
Mozu-Furuichi Kofun Group: Mounded Tombs of Ancient Japan
日本、2019年、文化遺産(iii)(iv)
■リマ歴史地区 →承認勧告
Historic Centre of Lima
ペルー、1988年、1991年、文化遺産(iv)
■フランス領南方地域の陸と海 →承認勧告
French Austral Lands and Seas
フランス、2019年、自然遺産(vii)(ix)(x)
■コルキスの雨林群と湿地群 →承認勧告
Colchic Rainforests and Wetlands
ジョージア、2021年、自然遺産(ix)(x)
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