世界遺産NEWS 25/04/23:2025年新登録の世界の記憶
UNESCO(ユネスコ=国際連合教育科学文化機関)執行委員会は4月中旬、「世界の記憶」として新たに74件(拡大2件含)の登録を承認したことを発表しました。
これで世界の記憶の総数は568件※となりました。
オランダ領アルバ、サンマリノ、クウェート、シンガポール、バーレーン、カーボベルデ、モザンビークにはじめての世界の記憶が誕生しています。
日本の物件としては9件目となる「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」が登録されています。
一方で、同時に推薦していた「広島原爆の視覚的資料-1945年の写真と映像」については他国から異議があったとみられ、審議対象から外されました。
今回は新登録物件の全リストを紹介します。
※総数について、UNESCO公式サイトでは570件としていますが、今年拡大された重複物件を除くと568件となることからこの数値を表記しています
※UNESCOのリストを数えても、昨年の数値に今年分を加算しても、568件となります
※UNESCO公式サイトではこれまでもしばしば数値のブレが散見されたためこちらの数値を採用しています
※間違いがありましたら随時修正します
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世界の記憶 "Memory of the World" は文書や石碑・地図・製図・絵画・音楽・口承・放送・映画・テープ・写真といったものに刻まれた「記録」の保存・保全・公開・普及を目指すUNESCOの活動です。
1992年に活動が開始され、翌年から隔年でIAC(国際諮問委員会)が開催されており、1997年から物件の選定がはじまりました。
2010年代はじめにいわゆる南京大虐殺や慰安婦関連の物件の推薦・登録活動が問題になり、日本がUNESCO分担金の拠出を一時凍結するなどして混乱しました。
これを受け、2018~2022年まで登録を中断して制度改革を行い、2023年より隔年の登録活動が再開されました。
2021年に決議された主な改善点は以下となっています。
- 推薦は各国政府が行う(これまでは個人や組織でも可能でした)
- 事務局は推薦された物件を各国に提示する
- 各国は他国の推薦物件に対して90日以内に異議を申し立てることができる
- 異議申し立てがなければIACが審査・勧告を行う
- 異議申し立てがあった場合、事務局の仲裁で当事国が期限を設けず合意形成を行い、合意があったものについてIACが審査・勧告を行う
- 最終的にUNESCO執行委員会がIACの勧告を承認する(これまではUNESCO事務局長が行っていました)
制度改革については以下の過去記事を、世界の記憶の詳細については最後にリンクを張った「UNESCO遺産事業リスト集3.世界の記憶リスト」を参照ください。
[関連記事]
世界遺産NEWS 15/08/01:南京事件・慰安婦登録に対し反論書簡
世界遺産NEWS 16/10/06:世界の記憶と慰安婦文書を巡る対立
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世界遺産NEWS 17/06/11:政治的対立が深まる世界の記憶
世界遺産NEWS 18/04/26:「世界の記憶」登録凍結&制度改革へ
世界遺産NEWS 19/09/17:UNESCO事務局長と日本、世界の記憶の非政治化を確認
世界遺産NEWS 21/04/19:UNESCO、世界の記憶の改革案を承認
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日本の物件「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」の概要を文部科学省の報道資料から抜粋しましょう。
■増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書
1.記録物のタイトル
増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書
Three Editions of Buddhist Sacred Canons stored at Zojoji, Japan
2.申請者
宗教法人浄土宗、宗教法人増上寺
3.記録物の概要
浄土宗の大本山である増上寺が所蔵する三種の大蔵経とは、中国の宋代および元代そして朝鮮王朝時代に当時最高の印刷技術で制作された、
①中国、南宋時代(12世紀)に開版(版木が作成)された思渓版大蔵経5,342帖
②中国、元時代(13世紀)に開版された普寧寺版大蔵経5,228帖
③朝鮮、高麗時代(13世紀)に開版された高麗版大蔵経1,357冊
という、総数約12,000点に及ぶ木版大蔵経群である。「大蔵経」とは一蔵が5,000巻を超える仏教聖典の叢書(そうしょ)であり、仏教文化の根拠と基盤をなす一大文献群である。これらは、17世紀初頭に江戸幕府を創設した徳川家康が収集し、増上寺に寄進したものである。その後、関東大震災や東京大空襲などの危機を乗り越え、今日まで増上寺において伝承されている。
多くの大蔵経が王朝の変遷や戦乱により散逸するなか、15世紀以前に作られた三つの大蔵経がほぼ完全な状態で所在されていることは世界で他に類を見ない。
近代になると、明治と大正時代にはそれぞれ校訂を施した大蔵経を刊行するため、増上寺で三大蔵が校合され活版印刷となり、大蔵経が広く流通したことで、仏教は近代的学問の対象となった。そして現代では最先端の技術を用いてデジタルアーカイブとなり、持続可能な地球平和と調和のための、世界の精神文化史の一環として注目されている。
4.記録物の意義・重要性
増上寺が所蔵する三種の大蔵経は、近代の批判校訂版である 『大日本校訂大蔵経』や 『大正新脩大蔵経』の基幹的な典拠資料となったことで、仏教学の世界的な基盤形成に唯一無二の貢献を果たした。また三大蔵は仏教文献叢書であるが、収録される文献の内容の多様性および文化財としての重要性や稀少性から、歴史学や言語学など仏教学以外の多分野においても重要な役割を果たしている。今般、デジタル研究環境への移行にともない、三大蔵は仏教研究における世界的研究基盤である「SAT大蔵経データベース」のテキストデータベースの典拠資料として活用された。またUnicodeにおける文字符号化の根拠にもなり、現在まで三大蔵をもとに3,000字超の仏典外字が登録されるなど、デジタル時代の世界の宗教・思想研究にも影響を与えている。
さらに2023年11月、この三大蔵を高精細デジタル画像としてウェブ上に無償公開した。誰でも世界中からアクセスできるようになった三大蔵が有する重要性は、これからの長きにわたるデジタル時代において、さらに高まっていくことが想定される。
○浄土宗大本山増上寺所蔵三大蔵(公式サイト)
一方、同時期に推薦されていた「広島原爆の視覚的資料-1945年の写真と映像」は原爆投下後の1945年8月6日から同年12月末の間に広島市内やその近郊で撮影された写真1,532点と記録フィルム2点をまとめた資料群です。
こちらも今年の登録を目指していましたが、審議対象から外されることになりました。
これは他国の推薦物件に対して90日以内に異議を申し立てることができるという制度を利用したものとみられますが、いずれの国から申し立てがなされたのか、その後、合意形成のための交渉等が行われたのかといったことは公表されていません。
ただ、UNESCOは今回の推薦物件122件のうち3件について異議申し立てがあったことを明らかにしています。
推薦事務局は文部科学省と協議しながら、引き続き登録を目指す意向を示しています。
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それでは2025年新登録の世界の記憶の全リストを掲載します。
以下、掲載順です。
国際組織による推薦→複数国による共同推薦→ヨーロッパ→アジア→オセアニア→北アメリカ→南アメリカ→アフリカ→拡大登録物件で、6大州の下は国別五十音順、国の下は物件の五十音順です。
トルコ、ロシアはヨーロッパ、イスラエルを含む西アジアとコーカサス地方、中央アジアの国々はすべてアジアに含めています。
<2025年新登録の世界の記憶 74件(拡大2件含)>
<国際組織>
■IBE(国際教育局)
○UNESCO IBE 歴史アーカイブ[1925~1969年]
UNESCO IBE Historical Archives (1925-1969)
■IICAS(国際中央アジア研究所)/ICDH(国際記録遺産センター)共通(UNESCO支援)
○ムグ山文書コレクション
Collection of documents from Mount Mugh
■WMO(世界気象機関)
○IMOレガシー・コレクション
IMO Legacy Collection
■国際連合図書館・文書館ジュネーブ事務局/国際連合文書・記録管理部門ニューヨーク事務局共通
○国際人権規約の起草-国連アーカイブ及び国連公文書-1946~1966年
Drafting of the International Bill of Human Rights – UN Archives and UN Official Documents – 1946 to 1966
<複数国による共同推薦>
■イギリス/オランダ/フランス/アメリカ共通
○ミュートスコープ・アンド・バイオグラフ社の68ミリ大判フィルム
The large format 68mm films of the Mutoscope & Biograph Company
■イギリス/スイス/スペイン/チェコ/ドイツ/フランス/ポーランド/カナダ共通
○戦中ヨーロッパにおける子供たちの絵と文章:1914〜1950年
Drawings and writings of children during wartime in Europe: 1914-1950
■イタリア/クロアチア/サンマリノ共通
○イタリアのトリノにおける聖マリヌスと聖レオの生涯に関する写本MS F.III.16
Vita Sanctorum Marini et Leonis, Manuscript MS F.III.16, Turin, Italy
■オランダ/インドネシア共通
○カルティニの書簡とアーカイブ:ジェンダー平等のための闘争
Kartini Letters and Archive: the struggle for gender equality
■スイス/ドイツ共通
○フリードリヒ・ニーチェの文学遺産
The Literary Estate of Friedrich Nietzsche
■スイス/フランス共通
○フリブール永久平和条約[1516年]
The Treaty of Perpetual Peace of Friborg (1516)
■トルコ/ウズベキスタン共通
○ジャーミュ・テヴァーリフ/ジャーミ・アル=タワーリフ
Camiu't Tevarih/Jāmiʿ al-Tawārīkh
■フランス/オーストラリア共通
○ダントルカストー遠征[1791~1794年]のアーカイブ
Archives of the expedition of d’Entrecasteaux (1791-1794)
■インドネシア/シンガポール/タイ/マレーシア共通
○東南アジア諸国連合[ASEAN]の誕生[1967年~1976年のASEAN創設に関するアーカイブ]
The Birth of the Association of Southeast Asia Nations (ASEAN) (Archives about the Formation ASEAN, 1967 – 1976)
■インドネシア/マレーシア共通
○ハムザ・ファンスーリーの作品群
The Works of Hamzah Fansuri
■スリランカ/中国共通
○三言語碑文[トリバシャセッリピヤ]
Trilingual Inscription (TribhashaSellipiya)
■アンゴラ/カーボベルデ/モザンビーク共通
○1854年12月14日のポルトガル法令によって実施されたアンゴラ、カーボベルデ、モザンビークにおける奴隷調査
Census of slaves in Angola, Cape Verde and Mozambique determined by Portuguese decree of 12/14/1854
<ヨーロッパ>
■アルバニア
○マルビ国立写真博物館:ピエトロ・マルッビとケル・マルビのネガ・物品・文書のアーカイブ
Marubi National Museum of Photography: Archive of negatives, objects and documents of the Pietro Marubbi and Kel Marubi
■イギリス
○チャールズ・ダーウィンの生涯と業績に関する文書遺産
Documentary heritage relating to the life and work of Charles Darwin
■イタリア
○ナポリ国立文書館における建築と考古学的発掘[1712〜1955年]
Architecture and archaeological excavations in the State Archives of Naples (1712-1955)
■イタリア
○ルイージ・ストゥルツォ・アーカイブ[1890~1959年]
Luigi Sturzo Archives (1890-1959)
■オランダ
○デルタディーンストのアーカイブ
Archives of the Deltadienst
■クロアチア
○アニメーション映画におけるザグレブ派の短編フィルム[1956~1979年]
Short films of the Zagreb School of Animated Films (1956 – 1979)
■クロアチア
○アンドリヤ・シュタンパルの日記[1931~1938年]
Andrija Štampar’s diaries (1931-1938)
■スイス
○アンネマリー・シュヴァルツェンバッハとエラ・マイヤール:世界についてのふたりの女性の視点
Annemarie Schwarzenbach and Ella Maillart: two women’s views on the world
■スイス
○1864年・1906年・1929年及び1949年のジュネーヴ諸条約ならびに1977年及び2005年の追加議定書
The Geneva Conventions of 1864, 1906, 1929 and 1949, as well as Additional Protocols of 1977 and 2005
■スウェーデン
○サーミのヨイクに関するカール・ティレン・コレクション
The Karl Tirén Collection of Sami Joik
■スウェーデン
○ルンド大学図書館のラーフェンスブリュック・アーカイブ
The Ravensbrück Archive at Lund University Library
■スペイン
○アラビア語書簡集
Arabic letters
■スペイン
○マドリードの欧州戦争事務所のアーカイブ[1915~1921年]
Archives of the European War Office in Madrid (1915-1921)
■チェコ
○パヴェル・ヨゼフ・シャファーリクによる地図資料集
Collection of cartographic documents by Pavel Josef Šafařík
■チェコ
○ハプスブルク帝国におけるユダヤ人居住地の町や村の状況図
Situation plans of towns and villages of Jewish settlement in the Habsburg Empire
■ドイツ
○ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン遺産における代表的なレントゲン写真
Representative radiographs from the Wilhelm Conrad Roentgen estate
■ドイツ
○バビロニア・タルムードのミュンヘン写本
The Munich Manuscript of the Babylonian Talmud
■トルコ
○カラテペ=アスランタシュ碑文
Karatepe-Aslantaş Inscriptions
■フィンランド
○オーボ・アカデミー大学図書館のエドヴァルド・ヴェステルマルクのアーカイブ
Edvard Westermarck’s Archives at Åbo Akademi University Library
■フランス
○スポークン・ワードのアーカイブ[1911~1953年]:人間の声の記憶
The Archives of the Spoken Word (1911-1953): memory of the human voice
■フランス
○地球アーカイブ[1909~1932年]
The Archives of the Planet (1909-1932)
■ベルギー
○ボランディスト派[17〜18世紀]が用いた文書・版画及び写本
The archives, engravings and manuscripts used by the Bollandists (17th-18th centuries)
■マルタ
○ペトルス・デ・カシャーロのカンティレーナ
Petrus de Caxaro’s Kantilena
■ロシア
○クルドフ詩篇
The Khludov Psalter
<アジア>
■アルメニア
○ムヒタル・ゴーシュ法典
The Lawcode of Mkhitar Gosh
■インド
○バーラタムニによるナーティヤシャーストラ写本:インド舞台芸術の重要典範
Manuscript of the Nāṭyaśāstra of Bharatamuni: A Seminal text of Indian Performing Art
■インド
○バガヴァッド・ギーターの写本コレクション:世界的な読者層と影響力を有するインド思想の古代サングラハ=グランタ
Manuscript Collection of Bhagavadgītā: Ancient Saṁgraha-grantha of Indian thought with World-wide Readership and Influence
■インドネシア
○サン・ヒャン・シクサ・カンダン・カレシアン写本
The Sang Hyang Siksa Kandang Karesian Manuscript
■インドネシア
○ジャワ舞踊のアーカイブ:1861〜1944年のマンクヌガラン舞踊芸術
Archives of Javanese Dance: Mangkunegaran Dance Arts, 1861-1944
■オマーン
○アヌーニア・アル・クブラ[オマーンの重要な航海術写本]
A’nuwniah Al kubra (An important Omani marine navigation manuscript)
■カザフスタン
○『ハーン年代記』写本
Manuscript “Chronicle of Khans”
■韓国
○韓国の森林再生アーカイブ:官民連携によって成された森林再生モデル
Korea Reforestation Archives: A reforestation model achieved through public-private governance
■韓国
○真実の究明:済州四・三アーカイブ
Revealing Truth: Jeju 4·3 Archives
■クウェート
○イカロス碑文
The Ikaros Inscription
■スリランカ
○1873年のパーナドゥラ・ヴァーダヤ[パーナドゥラ大論争]に関する文書
Documents Connected with the Pānadurā Vādaya (The Great Debate of Panadura) in 1873
■タイ
○ナントパナンタスト・カムラウンの写本[1736年7月22日]
The Manuscript of Nanthopananthasut Kamlaung (22 July, 1736)
■タイ
○白象の王と関連文書
The King of the White Elephant and the archival documents
■中国
○少林寺碑碣[566~1990年]
The Steles of Shaolin Temple (566-1990)
■中国
○曾侯乙編鐘
The Bianzhong of Marquis Yi of Zeng
■日本
○増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書
Three Editions of Buddhist Sacred Canons stored at Zojoji, Japan
■バーレーン
○ディルムン王の石製容器[紀元前1700年頃]に刻まれた楔形文字碑文
Cuneiform Inscriptions of Dilmun Kings on Stone Vessels (c. 1700 BCE)
■ベトナム
○作曲家ホアン・ヴァンのコレクション
Composer Hoàng Vân Collection
■モンゴル
○デゲル=エ=エチェ・トクトクサン・ドゥルス=イン・トゥスブル=イグ・ブルドゥケグセン・ビチグ[皇帝の命による完全な身体記録]
Deger-e-eče toɣtoɣsan dürsü-yin tusbür-yig bürüdkegsen bičig (A Complete Record of the Body by Imperial Order)
■モンゴル
○フイス・トルゴイ1碑文
Inscription of Khüis Tolgoi 1
<オセアニア>
■ニュージーランド
○キャサリン・マンスフィールドの文学的・個人的な手記及び所持品
Katherine Mansfield literary and personal papers and belongings
<北アメリカ>
■カナダ
○ジョン・ピーターズ・ハンフリー-国際人権活動の経歴に関するアーカイブ
John Peters Humphrey - the Archives of an International Human Rights Career
■カナダ
○ノットマン写真アーカイブ:19世紀のスタジオの卓越した記録
The Notman Photographic Archives: An Exceptional Record of a Nineteenth-Century Studio
■メキシコ
○インへニエロス・シビレス・アソシアドス[ICA]財団による航空写真
Aerial Photography from the Ingenieros Civiles Asociados (ICA) Foundation
<南アメリカ>
■ブラジル
○カルロス・シャーガス・アーカイブ
Carlos Chagas Archive
■ブラジル
○クルト・ニムエンダジュによる民族歴史地図:先住民の言語・文化・記憶を留める地図百科事典
The Ethno-Historical Map by Curt Nimuendaju: a cartographic encyclopedia at the service of languages, cultures, and memories of indigenous peoples
■ボリビア
○ポトシの世俗市議会[1585~1817年]
Secular Town Council of Potosí (1585-1817)
<アフリカ>
■アルジェリア
○キタブ・アル=カヌン・フィ・アル=ティブ:医学典範書[四書]
Kitab Al-Qanun fi Al-Tibb: the Book of Medical Laws (Book Four)
■エジプト
○イトハーフ・アル=マフブーブ
Itḫāf Al-Mahbṻb
■カーボベルデ
○政府事務総局[カーボベルデ、1842~1869年]のアーカイブにおける奴隷制に関する文書
Documents on Slavery in the Archives of the General Secretariat of the Government (Cabo Verde, 1842-1869)
■ナミビア
○独立的・多元的なアフリカ報道の推進に関する1991年のウィントフック宣言
Declaration of Windhoek on Promoting an Independent and Pluralistic African Press, 1991
■モロッコ
○イブン・トゥファイルによるアル・ウルジュザ・フィ・ティブ
Al Orjoza fi teb by Ibn Toufail
<拡大物件>
■アルバ/キュラソー/シント・マールテン/スリナム共通
○オランダ領カリブの奴隷化された人々とその子孫の文書遺産[1816~1969年]
Documentary heritage of the enslaved people of the Dutch Caribbean and their descendants (1816-1969)
※2023年に登録されたキュラソー/シント・マールテン/スリナム共通の同名物件のアルバへの拡大
※アルバ、キュラソー、シント・マールテンはオランダの海外領土
■アルバ/キュラソー/シント・マールテン/スリナム共通
○オランダ領カリブの奴隷化された人々とその子孫の文書遺産[1816~1969年]
Documentary heritage of the enslaved people of the Dutch Caribbean and their descendants (1816-1969)
※2023年に登録されたキュラソー/シント・マールテン/スリナム共通の同名物件のキュラソーの拡大
※アルバ、キュラソー、シント・マールテンはオランダの海外領土
[関連サイト&記事]
Memory of the World(UNESCO)
UNESCO遺産事業リスト集3.世界の記憶リスト:世界の記憶一覧表
世界遺産NEWS 23/05/28:2023年新登録の世界の記憶(前年)