世界遺産写真館3.アッパー・スヴァネティ(ジョージア)
今回は「ヨーロッパ最後の秘境」と言われるウシュグリ村を中心とするジョージアの世界遺産「アッパー・スヴァネティ」の写真を掲載します。
ちょっとマイナーかもしれませんが、すばらしい絶景が堪能できる強力にオススメしたい世界遺産です。
スヴァネティというのは古代からスヴァン人と呼ばれる人たちが暮らしていた地域で、コーカサス山脈の山深く標高2,400~5,000m超という高所に位置します。
北のロシア、西のトルコ、南のアラブ・ペルシア、東の中央アジアと、さまざまな文化・国々が接する狭間にあって影響を受けてきましたが、山奥でアクセスが難しいこともあって独自の文化を伝えてきました。
街並みで特徴的なのは「復讐の塔」と呼ばれる塔建築で、侵入者に対する見張塔兼要塞の役割を果たしていました。
一説によると、スヴァン族には身内が殺されると敵の一族を抹殺する「血の復讐の掟」があり、その舞台となったためこのような名前が付いたということです。
世界遺産に登録されているのはスヴァネティ地域の上部で、ウシュグリと呼ばれる村落集合体の一部です。
ウシュグリは4つの村からなるのですが、そのうちチャザシが世界遺産、チヴィビアニとムルクメリがバッファー・ゾーン(緩衝地帯)、ジビアニがその外に位置しています。
ここではチャザシ、チヴィビアニ、ムルクメリ、そしてウシュグリを訪ねる拠点となるメスティアの町の写真を紹介します。
■世界遺産データ
アッパー・スヴァネティ
Upper Svaneti
ジョージア
1996年、登録基準(iv)(v)
[著作権について]
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