私的旅行術 現地編7:治安が悪い場所の歩き方
前回の記事で治安に関するふたつのポイントを提示しました。
- 最新の治安&犯罪情報を得て対策を練ること
- 自分自身で治安状況を判断して的確に行動すること
それぞれの前半部分、治安情報を入手する方法と治安状況を判断する方法は前回解説しました。
今回の現地編第7回では、それに対する対応策と行動の例を紹介します。
○本記事の章立て
- 治安レベルに応じた行動を
- 危険な場所の歩き方TIPS
* * *
■治安レベルに応じた行動を
警戒すればするほど行動の選択肢や範囲が狭まりますし、警戒を緩めるとリスクが高まります。
警戒と自由の度合いはトレードオフの関係にあるので、現場で判断して臨機応変に対応しなければなりません。
ぼくは下記のような4段階のリスク・グループを設けています。
といってもこれらをつねに意識しているわけではなくて、その場その場で自然に対応しています。
○警戒レベルのリスク・グループ
- Level.1:日本と同レベルの警戒
日本と同じように行動します。
- Level.2:軽度の警戒
特に行動に制限を設けず、スリや強盗・追いはぎを警戒します。
ポケットに入れるのは盗まれてもよい見せ財布のみで、貴重品はサブバッグに入れてカギをかけ、つねに身の回りに置いておきます。
- Level.3:中度の警戒
ホテル等で情報を収集し、若い女性の行動を観察して治安状況を把握します。
ポケットには見せ財布を入れておいて、強盗に出くわしたらそれを渡します。
なるべく人通りのある明るい通りを選んで歩き、危険を感じたら躊躇せずタクシー等に乗ります。
パスポートやカード類・現金等の貴重品は貴重品入れ(マネーベルト、セキュリティポーチ、シークレットケース)に入れてつねに服の下に身に付けます。
- Level.4:高度の警戒
ホテル等で情報を収集し、若い女性の行動に倣います。
外出は最小限にとどめ、外出時は徒歩を避け、なるべくタクシーを呼び出して移動します。
もちろん夜は外出しません。
貴重品は服の下であっても外に持ち出すのは危険なので、スーツケースやバッグにカギをかけるか、ホテルのフロントや部屋のセイフティボックスに入れて保管します。
次の目的地へ移動する際は貴重品を貴重品入れに入れて服の下に身に付けます。
* * *
■危険な場所の歩き方TIPS
治安が悪い場所での心掛け・対策・行動をTIPS形式で紹介します。
これらを意識することで多少なりともリスクを減らすことができるはずです。
ぼくもこれらすべてをつねに行っているわけではありません。
状況を見ながら臨機応変に対応してください。
○貴重品入れを使う
貴重品はマネーベルト、セキュリティポーチ、シークレットケースなどと呼ばれる貴重品入れに入れて服の下に身に付けます。
腹巻き式、首吊り式、ホルスター式等のタイプがありますが、いずれでも構いません。
プロの強盗はこうしたグッズを熟知していますが、出くわす確率の高いスリやひったくり・軽い強盗には十分対策になります。
ぼくは海外に行く際には必ず貴重品入れを持っていきますが、治安がよい場所では身に付けず、バッグ等にカギをかけて保管しています。
○手持ちバッグや肩掛けバッグ、着脱が容易なバッグは使用せず、バッグは前に抱える
ひったくりの被害を避けるために、ハンドバッグやトートバッグなど手に持つタイプのバッグや、片方の肩に掛けるだけのバッグ、ワンタッチで着脱できるウエストバッグなどは使用せず、背負うか斜めがけできるバッグを選びます。
危険な場所や地下鉄の中などでは切り裂かれないように背中にバッグを背負わず、前に抱えます(普段は海外でも前に抱えたりしません)。
ぼくは1度バッグを切られたことがありますが、「こいつは怪しい」と最大限の注意を払っていて、バッグを前に持っていたにもかかわらず切られました。
ホテルに帰るまで切られたことにさえ気づきませんでした。
こんな経験もあって、ぼくは切られにくいサブバッグとして、ポケットがたくさん付いていてクッションも入っているカメラバッグを愛用しています。
○バッグは肌身離さない
置き引き対策として、スーツケースであれバックパックであれ置くときは目の前に、できれば身体に触れる形で置きます。
空港やホテル・レストラン、電車やバス内であっても同様で、特に空港や電車内で長時間を過ごすときはワイヤーロック(チェーンロック)で固定します。
○ロックは過度に信用しない
市販されているロック(錠)は南京錠であれダイヤル錠であれ素人でも簡単に開けることができます。
ぼくは2度ほど南京錠のカギを中に入れたままロックしてしまったことがありますが、1度は持っている別のカギで開いてしまい、もう1度は金属ノコギリを借りて切断しました。
いずれも5分と掛かりませんでした。
ダイヤル錠の場合、3桁であればすべての組み合わせを試しても15分程度で開いてしまいます。
4桁になるとその10倍かかることになりますが、南京錠と同様、簡単に切断することができます。
ぼくはダイヤル錠より南京錠を信頼していますが、それでも気休め程度だと思っています。
基本的に貴重品は身近に置いて監視しておくものなのです。
○ダブルスライダー・タイプのファスナーは根元でロックする
スライダーがふたつ付いたタイプのファスナー(ジッパー)にカギをかける際は、スライダーの上部ではなく根元でカギをかけます。
上部でロックしてもほとんど役に立ちません。
ぼくは一度開けられかけてこの事実に気がつきました。
○ホテルでは貴重品の保管法を使い分ける
ホテルでは以下の方法で貴重品を保管しています。
どの方法を使うかは状況によって判断します。
- スーツケースやバッグに入れて南京錠をかける
- 部屋のセイフティボックスを使う
- フロントのセイフティボックスを使う
前提として、ホテルはTripAdvisor(トリップアドバイザー)やBooking.com等のホテル予約サイトのクチコミ情報で評判を調べて評価が高いところを選びます。
クチコミに対して丁寧な返答のあるホテルはスタッフも信頼できます。
高級かつ有名なホテルであればフロントを信頼しますが、それでもバッグ等に小さなカギをかけて手渡します。
一般のホテルで部屋のセイフティボックスに自分のロックがかけられるようであればこちらを使用します。
セイフティボックスがダイヤルロックである場合、状況に応じて判断します。
なお、ホテルではノックされてもドア越しに話し、開ける必要があってもチェーンロックをしたままにしておきます。
○外出時は部屋に人がいることをアピールする
「このホテルは信用できないな」と感じた場合、貴重品を部屋に置いて外出する際に "Do not disturb"(「邪魔しないでください」)の札をドアに下げ、可能なら電気やTVを点けたまま外出して、人が部屋にいることをアピールします。
逆に自分が中にいるときに "Make up room" などの札を掲げ、目の前で掃除してもらいます。
また、できればカギはフロントに預けず持ち出します。
夜寝る際にはすべての窓を閉めて可能な限りのカギをかけ、それで安心できないような状況であればドアの前に重いものやビンなど音が出るものを置いておきます。
チェックインする際に、ドアや窓のカギのチェックはもちろん、エアコンの効き具合やシャワー・トイレなどの水回りを確認しておくのも大切です。
○長距離バスに乗る際の注意点
長距離バスに乗る際、スーツケースやバッグパックのようなメインバッグは床下や後部、あるいは天井のトランクルームや荷台に預けることになります。
カギをかけるのは当然ですが、盗まれたり開けられることを想定して貴重品やPC・カメラ等、高価なものは入れないようにします。
荷物を預ける際はトランクルームや荷台にしっかりと載せられたことを確認し、目的地に着いたらなるべく早く受け取ります。
座席に持ち込むサブバッグはカギをかけて足元に置き、必要に応じてワイヤーロックをします。
貴重品は貴重品入れに入れて服の下に身に付けます。
できれば周囲の人や運転手と仲良くなり、目的地を知らせます。
仲良くなることで味方を増やし、目的地を知らせておくことで乗りすごしのリスクを減らせます。
○長距離列車に乗る際の注意点
基本的にはバスの場合と同じですが、メインバッグは網棚や座席の下に置くことになります。
必ずカギをかけ、ワイヤーロックを使って固定します。
貴重品はやはり貴重品入れに入れて服の下に身に付けます。
周囲の人と仲良くなり、目的地を知らせておくのもバスと同様です。
○タクシーに乗る際の注意点
タクシーは各都市で事情が異なるので、使うことがわかっている場合は事前に評判のよいタクシー会社や犯罪の事例、おおよその金額等を検索して情報を入手しておきます。
前払式のタクシーやネットを使って予約ができるタクシー、UBER(ウーバー)・Grab(グラブ)といった配車アプリが使えれば多少割高でも利用します。
特に配車アプリは行き先を伝えたり値段を交渉する必要もなく、クレジットカード等を登録しておけば現金さえいらないということで、非常に重宝します。
国によってメジャーな配車アプリが違うので、こちらも事前に調べておくとよいでしょう。
一般的には、タクシーはできるだけ流しのものを拾わず、タクシー乗り場から正規のタクシーに乗ります。
タクシー乗り場がなければ大きなホテルを探し、ホテルの人にタクシーを呼んでもらいます。
おおよその値段も聞いておくとよいでしょう。
流しのタクシーに乗る場合は会社名がしっかりと書かれていてキレイな車体のタクシーを拾います。
声を掛けてくる運転手は避け、学校や商業施設など現地の住人がタクシーを拾っている場所で探します。
動く前におおよその値段を尋ね、怪しいところがあったら別のタクシーを探します。
車が動いたらメーターが動いているか確認し、動いていない場合、あるいは上がり方が異常な場合は車を止めて即座に降ります。
特にタクシーの評判が悪い地域では乗る前にナンバー、乗り込んでから運転手の名前をチェック・撮影し、その様子を運転手に見せつけます。
メーターがないタクシーに乗る際は事前にネットで検索したりホテルのスタッフに尋ねるなどしておおよその値段をつかんでおきます。
お釣りがないよう細かいお金を用意して、必ず事前に値段を交渉して乗り込みます。
○銀行や両替所・ATMに行ったらすぐにホテルに戻る
外国人が銀行や両替所・ATMから出てきたら、その時点で現金を持っていると判断されます。
スリや強盗にマークされることがあるので、背後に気を付けてすぐにホテルに帰ります。
治安が悪い場所でお金を引き出したり両替をしたりする際は、貴重品は持たず、他の場所に立ち寄らずに往復します。
○ATMを使う際の注意点
ATMはなるべく銀行内のもの、なければショッピング・センター等の建物内のものを選び、屋外型のATMはできるだけ利用を避けます。
銀行の中であれば現金を下ろした直後にスリ・ひったくり・強盗を行うことが難しく、スキミング用の装置や暗証番号を見るための鏡等も取りつけにくいうえに、カードが飲み込まれた際の対応も早く、ATM手数料も安いことが多いからです。
ATMの使用中は暗証番号を見られないようにします。
背後からのぞき込む人がいないか警戒するのはもちろん、鏡が仕掛けられていることもあるのでどの角度からでも手元が見えないように、あるいは手の動きにフェイクを入れて入力します。
カードを入れる際は最初に必ず通常の取り引き画面であることを確認します。
以前、列の前に並んでいた人が真っ黒な画面にしたまま立ち去ったことがありました。
立ち居振る舞いが明らかにおかしかったのですぐに警察を呼びましたが、振込設定か何かだったのだろうと思います。
このような例があるので、ぼくはまずキャンセルボタンを押し、通常の画面になったことを確認してからカードを入れるようにしています。
立ち去る際もキャンセルボタンを押し、カード口と現金口を確かめて立ち去ります。
キャンセルではじまりキャンセルで終わる――オススメです。
○クレジットカードやデビットカードを使う際の注意点
クレジットカードやデビットカードで注意したいのは盗難とスキミングです。
スキミングはカードのデータを盗み取る手口で、盗んだデータを別のカードに移して同じ機能を持つカードを複製して使用します。
つまり、自分のクレジットカードやデビットカードと同じものができてしまうということです。
盗難と違って気づきにくいので対応が遅れてしまいます。
ただ、盗難もスキミングも暗証番号が必要であることに変わりはありません。
ですから暗証番号を見られないように入力することが大切です。
データを盗み取る装置=スキマーは年々小型化しており、直接カードが触れていなくても読み取ることができる非接触式のスキマーも出回っているようです。
ATMのカード挿入口に設置されていたり、店舗の店員がスキマーを通したり、移動中にバッグの外からデータを盗み取ることもあるようですが、こうなると防ぎようがありません。
カードから目を離さないなどの対策も焼け石に水といった感じです。
ただ、スキミングによる被害は補償されるので、怪しい出費がないか口座の状況を少なくとも月に一度はチェックしておく必要があるでしょう。
また、クレジットカードやデビットカードによっては使用するたびにメールが送られてくるよう設定することができるので、これを利用すればいち早く不正使用に気づくことができるでしょう。
ぼくも何度かまったく心当たりのない商品が購入されていたことがありましたが、カード会社に問い合わせて支払いを停止してもらうことができました。
○地元の人のファッションをコピーする
治安が悪い場所では現地の住人のファッションをコピーして、遠くから、あるいは背後から外国人であることを悟られないようにします。
○胸を張って自信を持つ
スリや強盗は相手を見て犯行に及びます。
ボケッとしている人、鈍そうな人、行動に迷いがある人はマークされやすくなります。
自信を持ち、胸を張って早足で歩いているだけで犯罪に遭遇する確率を減らせます。
○危険な場所では単独行動を避ける
当然、ひとりより複数人で行動した方が犯行に遭う確率は低くなります。
治安が悪い場所では単独行動は避けた方がベター。
そのような場所に移動する前に掲示板等で同行者を募るのもひとつの方法です。
○明るい道を選び、車の通行の逆側を歩く
暗い通りや人気のない通りを避け、たくさんの人、特に若い女性がひとりで歩いているような通りを選びます。
歩く際は車の流れに逆らう形で歩きます。
左側通行であれば右側を、右側通行であれば左側を歩きます。
バイクを使ったひったくりに対して、車の通行の逆側を歩くことで背後から近づけず、奪ったあとも逃げにくくなるわけです。
○ガイドブックや地図、スマホ、タブレットをなるべく見ない
ガイドブックや地図・地図アプリ等を頻繁に確認している人はスリや強盗に目を付けられやすくなります。
スマホのようなデバイスを治安が悪い場所で出すのは論外ですが、紙の地図であっても外国人であることをアピールするうえに、強盗しやすい場所に迷い込んでくる確率も高く、立ち止まっているときに荷物を奪いやすいからです。
雰囲気的に鈍そうに見えるということもあるでしょう。
危険地帯は地図やスマホをなるべく見ずに一直線に短時間で通り抜けます。
「私的旅行術 現地編5:海外で迷わず町歩きをする方法」の「地図を見ないで町歩きをするコツ」も参照してみてください。
○何かを尋ねる際は店か自宅の人を選ぶ
道に迷ったりしたときは現地の人の助けを借りることになります。
そんなときは店や自宅から出てきた住人等、その場で暮らしている人に尋ねます。
身元がハッキリしている人なら信用できますし、道にも詳しいはずです。
○話し掛けてくる人は基本的に信用しない
話し掛けられたときは犯罪の事例などを思い出しながら「裏があるかもしれない」ことをつねに頭の片隅に置いておきます。
特に日本語で話し掛けてくる人は要注意。
相手の車に乗ったり、紹介する店やレストランに行くことはなるべく避けます。
といってもこれも状況次第で、ぼくは結構、食事をごちそうになったり家に呼ばれたりしています。
たとえば声を掛けられたのが相手の店だったりSNS等で人物や家が特定できている場合、人柄を見て、貴重品や多額の現金を持っていかない等々の対策を行ってから訪ねます。
○サービスを受けるときは先に値段を確認する
見知らぬ人が話し掛けてくることは珍しくありません。
勝手に道案内や観光案内をはじめたり、タクシーやボート、商店やレストラン・旅行代理店等々に連れていかれることもありますが、なんであれサービスには対価が必要であると考えて先に値段を確認します。
値段を言わないようであればすぐにその場を立ち去ります。
○もらったものは口にしない
睡眠薬強盗の被害は世界中でありますが、飲み物や食べ物に睡眠薬が入っている場合は口にしなければ防げます。
原則、海外ではもらったものを口にするべきではありません。
自分の飲み物、あるいは店の食事や飲み物であっても目を離した隙に睡眠薬を入れられる可能性があるので、見知らぬ人と一緒にいるときはそれらから目を離さないようにします。
しかし、海外では親切な人が菓子やビール・チャイなどを振る舞ってくれることは珍しくありません。
これをすべて断っていたら味気ない旅になってしまうのも事実です。
実は、ぼくは多くの場合、もらいものでも食べたり飲んだりしています。
状況次第なのですが、たとえば貴重品を持ち歩いているときは口にすることはあまりありません。
しかし、相手の家や店で振る舞ってくれたり、周囲に知り合いも多くて身元が明らかである場合はその人を信用することが多いです。
○人からものを預からない
特に国境や空港、あるいは荷物を送る際に人から荷物を預からないようにします。
中に輸出入が禁止・制限されているものが入っていた場合、罪に問われる恐れがあります。
知らぬ間に荷物に入れられる可能性もあるので、国境や空港では荷物の口を閉じ、目を離さないようにします。
○怪しい動きを察知したらすぐに逃げる
以下のような状況に出くわしたらすぐにその場から逃げ、必要なら大声を出して助けを呼びます。
○3大窃盗テクニック
- 集団で囲む
- 液体状のものを掛ける
- 前に立って何かを落とす
ぼくはこれまでに2度集団スリに遭っていますが、2度ともすぐに気づいてその場を離れました。
それでも1度目はカーゴパンツのポケットを切り裂かれており、2度目はポケットに入れていたティッシュと乗車券を盗まれていました。
一瞬だし、警戒していたのにまったく気が付きませんでした。
貴重品は貴重品入れとバッグの奥深くに入れていたので被害という被害はありませんでしたが、こうした対策がとても重要だと再認識しました。
液体を掛ける通称・ケチャップ強盗はケチャップやマヨネーズ、マスタード、ペンキとさまざまな液体を掛け、親切を装って服を拭いている隙にスリを行うものです。
ものを落として拾わせ、その隙に荷物を盗むスリも定番です。
こうしたスリはターゲットの注意を他に引くことができればいいわけですから、無数の手口があります。
おかしなことが起こったらすぐに荷物に気を配るようにしましょう。
ただ、四六時中緊張しているわけにもいきませんから、あらかじめ貴重品入れを使うなどの対策はやはり不可欠です。
○犯罪に遭遇したら抵抗しない
もっとも大切なのは自分と一緒にいる人の命です。
あらゆるリスクを避けるために抵抗はすべきではありません。
特に、焦っている強盗は意図せず凶行に及ぶことがあるので協力した方が無難です。
相手次第ですが、場当たり的な犯行であれば交渉の余地があるかもしれません。
見せ財布を渡しながら「この国が好きなんだ」というようなことを話し掛けると信頼関係が築けることがあります。
ぼくは女性と一緒にいるときにナイフを持った強盗に襲われたことがあります。
最終的に友達になってしまうことで被害を食い止めました。
相手が強盗やテロ組織の人間のような場合でも信頼関係を築こうとすることが大切です。
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